小さな頃から人の手から生まれるものが好きでした。

ビーズ・リリアン・編み物はもちろん、せっけん・お料理・梅シロップ等々

人の手が生み出すやわらかさや温かさが大好きでした。

小学校の修学旅行で買った唯一の自分へのおみやげは、「手づくり」と書かれた

５センチほどの高さの小さな花瓶でした。

お友達には不思議がられたけど、ここでしか手に入らない一点物に

心打たれたのを思い出します。

その花瓶には帰り道で摘んだコスモスを飾っていました。

そんな私が小さな時、母が手袋を編んでくれました。

ふわふわの若草色のモヘア糸をかぎ針で編んだミトンをすると、

世界にたった一つしかない特別感が私をワクワクさせました。

ほっこりやわらかな世界でたった一つのもの。

そんなOne and Onlyをコンセプトに

今日も作り続けています。